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2010.11.19

自分がいつ年をとるのか?②

NIMODAです。 前回の答えはわかりましたか?正解を言う前に皆さんに謝らなければならないのですが、実はこの4つの中に正解はありません。しかし、正解に一番近い(というか、半分以上は正解)のは1.の「誕生日が始まった瞬間(0時00分00秒)」です。  では正解は?というと、これは年齢計算ニ関スル法律という、1902年(明治35年)に制定された、年齢の計算方法を定めた法律があるのですが、それによれば、「年齢の加算は誕生日の前日午後12」と定められています。つまり、クイズの条件にあてはめれば、1月1日の前日、12月31日の午後12時(つまり24時00分00秒)となります。要するに、「誕生日の前日が終わる瞬間」が加齢する瞬間なのですが、時計的に見れば、「12月31日の24時00分00秒=1月1日の0時00分00秒」なので、日常的な感覚でいえば、クイズの答えの1.でも、基本的には差し支えはないといってもいいでしょう。  では、法律というものはなぜこうややこしい言い回しをするのでしょうか?上記のとおり、「誕生日前日の24時00分00秒=誕生日の0時00分00秒」なのだから、「誕生日が始まった瞬間」をもって加齢する、としてしまえばわかりやすくていいと思いませんか?しかし、これにはれっきとした理由があるのです。つまり、「誕生日が始まった瞬間をもって加齢する、と定めてしまうと、大変困る人が世の中にいるからなのですが、その理由については、次回にお話しします。