令和6年11月度
安全運転教育指導会議
東京都大田区東海4-9-12
IEC構内にて開催
■『貨物自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う指導及び監督の指針
平成13年8月20日国土交通省告示第1366号 年間を通して行う安全運転教育12項目のⅧを実施!
Ⅷ.『危険の予測及び回避並びに緊急時における対応方法』
(1) 危険の予測をし、それに対応する「危険予測運転」 を行おう。
(2) [ポイント1]周囲の状況をよく見て、見えない危険を読 み取り、対応する。
[ポイント2] 歩行者や自転車・2輪車などの特性をよく 知り、注意を払う。
[ポイント3] 気象状況に潜む危険を知り、対応する。
(3) ヒューマンエラー防止に指差呼称や安全呼称が有 効である。
(4) 事故を起こした場合には、的確に対応しなければ ならない。
(5) 自然災害の発生時にはあわてずに、正しい行動を 取る。
■【11月の約束】
1. 早めに冬支度をしよう!
11月に入ると冬型の気圧配置にシフトして、寒さを感 じる日が多くなりそうです。「備えあれば憂いなし」の
心構えで、本格的な冬に備えて車両の冬支度を行いま しょう。
2. 意識して危険予測運転を行おう!
安全な運行のために、危険予測運転の実践は有効で す。運転を、認知→「予測」→判断→操作という
サイク ルで行うよう、危険予測を意識的に行いましょう。
3. 風邪・感染症を予防しよう!
プロドライバーにとって、体調不良は事故リスクであ り、避けなければなりません。季節が変化する中で
風邪や感染症の予防をしっかり行い、健康な状態を保ち ましょう。
早めに冬支度をしよう!
●冬タイヤへの履き替えを行う
●タイヤチェーンなど降雪対策ツールを用意する
●タイヤチェーンの装着練習を行う
●バッテリーなどの点検を行う
●雪かき道具、防寒具・防寒着などの準備をする
★装着前に冬タイヤの状態を必ず確認する
★タイヤ交換後の空気圧、ホイールボルト/ナットの状態を確認
11月の危険予知トレーニング
意識して危険予測運転を行おう!
●意識的に「見る」「確認する」を行う
●「死角」に潜む危険に気を配る
●見通しが悪い場所・交差点では十分に注意する
●雨・雪・霧などから発生する危険を意識する
●2輪車・自転車・歩行者の行動特性を意識する
★予測する時間を得るために車間距離を十分にとる
★夜間はハイビームを有効に活用する
11月の健康管理
風邪・感染症を予防しよう!
●手洗い・うがいを実践する
●必要に応じてマスクを着用する
●予防接種を受ける
●十分な睡眠、バランスの良い食事、適度な運動を行う
●汗をかかなくてもこまめに水分補給をする
★3つの密(密閉・密集・密接)を避ける
★風邪薬などは“眠くならない”ものを服用する
11月はエコドライブ推進月間です!
警察庁、経済産業省、国土交通省および環境省で構成するエコドライ プ替及連絡会では、
11月を「エコドライブ推進月間」として、エコドライ プの普及・推進を図っています。
トラック業界においても、エコドライブは「環境対策」「安全確保」「経 営改善」に有効で
あるとしてその推進が図られ、今日では確実に定着しています
プロドライバーとして、すでにエコドライブを実践しているとは思い ますが、以下に全日本トラック協会が
提唱するエコドライブのポイント を掲載しますので、ぜひ再確認してください。
1.アイドリングストップ
2. おだやかな発進と加速
3.早めのシフトアップ
4.経済速度の遵守
5.定速走行に努める
6.予知運転による停止・発進
7.エンジンブレーキの多用
8.無駄な空ぶかしの抑制
11月は過労死等防止啓発月間です!
厚生労働省では、11月を「過労死等防止啓発月間」と定め、過労死等を なくすための啓発を行っています。
プロドライバーの皆さんも、「改善基準告示」に則った労働時間・拘束 時間の遵守と休息の確保を行うことは
もちろん、十分な睡眠などによっ て疲労回復に努め、バランスの良い食事と、適度な運動などによって健康を
維持・増進するように努めましょう。
baibaikin