心房細動で
できる血栓が危険
心臓から脳へ血栓が運ばれると聞いて、
驚いたかもしれません。
心臓で血栓ができる理由のひとつが不整脈(脈の乱れ)の一種「心房細動」で、
心原性脳塞栓症の7割以上を占めるともいわれています。
心房細動では、心臓の上の部屋(心房)がブルブルと不規則に震えて
血液を下の部屋(心室)に十分に送り出せないので、
血液がよどんで血栓ができやすくなります。
この血栓は大きくなりやすく、脳の太い動脈 につまるとダメージがとても大きいため、
心房細動の早期発見が大切です。
典型的な自覚症状は、脈が突然 速く不規則になり、
胸がドキドキすること(動悸)ですが、
まったく自覚症状がないことも多いです。
高齢、高血圧、肥満、多量飲酒、また、心臓病などの持病がある人は心房細動にかかりやすく要注意です。
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