
2025年10月度 安全運転教育指導会議
東京都大田区東海4-9-12
IEC構内にて開催
■『貨物自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う指導及び監督の指針
平成13年8月20日国土交通省告示第1366号 年間を通して行う安全運転教育12項目のⅦ実施!
VII.適切な運行の経路及び当該経路における道路及び交通の状況
適切な運行経路で、安全・確実に運行しよう!
(1) 安全な運行には、適切な運行経路の選択が重要である。
(2) 運行経路の選択は安全を優先して検討すべきである。
(3) ドライバーは運行前に運行経路情報を把握してお く必要がある。
(4) 事故が発生しやすい地点などは避け、計画に基づく運行を行う。
(5) 車両・積載物が制限を超える場合には法令に基づき許可申請などを行う。
(6) 許可運送では法令遵守に加え、運転に細心の注意が求められる。
適切な運行経路を選択することの重要性
★運行条件を踏まえて適切な運行経路を選択する。
★運行経路の選択にあたっては安全性を優先すべき。
適切な運行経路の選択は、安全な運行の第一歩!
安全な運行を行うためには、到着時間、経済性(エコドライブ)、当日の天候、地理的条件(例:山間部、
住宅街、 等)といった運行条件を踏まえた上で、適切な運行経路をあらかじめ検討し、決めておくことが重要
です。
適切な運行経路の選択にあたっては、到着時間などに関連する効率性も考慮すべきではありますが、最も
優先すべきは安全性です。
たとえ「早く到着できる経路」であったとしても、通学路や人ごみの多い場所の走行や、夜間の住宅地走行
などといった、リスクのある経路はなるべく避けるようにしましょう。安全に運行できる経路を選ぶことは、安全な
運行を実現する第一歩です。
運行経路情報の事前把握
★運行経路情報(道路事情、交通状況、気象情報など)を把握する。
★運行経路情報を意識して運転し、安全運行に役立てる。
★運行管理者とコミュニケーションし、運行経路情報を得る。
運行経路情報を運行前に把握して安全な運行に役立てる!
適切な運行経路においても、状況は日々刻々と変わります。よって、プロドライバーは、運行前に運行経路情報
(道路事情、交通状況、気象情報など) を入手・把握し、安全な運行のために役立てる必要があります。
〇道路事情……道路工事箇所、交通規制、 取り締まり、道路の地理的条件、など
〇交通状況・・・交通の流れ、渋滞箇所と渋滞規模、事故情報、通行止め、など
〇気象情報………天気予報(天気、気温、風速、降水量など)、台風など災害の予報、など
運行管理者と積極的にコミュニケーションをとる
点呼の際に運行管理者と積極的にコミュニケーションをとり、その際にも運行経路情報について確認するよ
うにしましょう。必要な場合には、そこで対応策などを相談するようにしましょう。
事故多発地点・ヒヤリハット発生地点の把握
★事故多発地点・ヒヤリハット発生地点も事前に把握しておく。
★事故多発地点・ヒヤリハット発生地点の情報を社内で共有する。
事故多発地点・ヒヤリハット発生地点は要注意!
プロドライバーは、事故多発地点, ヒヤリハット発生地点についても事前に把握しておく必要があります。
可能であれば、そうした地点を避ける運行経路を選択すべきですが、もしそうした地点を含む経路を運行し
なければならない場合は、十分に注意し、慎重な運転を心掛けましょう。
ヒヤリハット事例については、情報を社内で共有することも重要です。運行中にヒヤリハット事例に遭遇した場合は、
乗務後の点呼で運行管理者に報告し、ヒヤリハット報告書などに記載してその情報を残すようにしましょう。
そして、社内の安全に関する会議や研修などで他のドライバーにも情報共有を図りましょう。
デジタコなど活用
デジタルタコグラフなどを活用したシステムでは、ドライバーがヒヤリハットに遭遇した場所を登録・配信すると、当該
車両や自社の他の車両がその地点に近づいたとき警報で注意を促す、 といったことが可能になってきています。
街区の特性を踏まえた安全運行ポイント
住宅街の走行は要注意!
住宅街の道路は、基本的に幅が狭く、路地などの見通しが悪いという悪条件を備えています。運行経路に
住宅街が含まれる場合は細心の注意を払って運転する必要があります。夜間や早朝に人通りが少なくても
注意すべきです。
スクールゾーンでは子どもの飛び出しに注意!
スクールゾーンは、交通事故から子どもを守るために設定された規制区域です。スクールゾーンの規制は一律では
ありませんが、時間指定の車両通行禁止になっている場合が多く、それを無視すれば交通違反になります。
また、指定時間外でも、子どもの飛び出しなどに注意が必要です。
ゾーン30では30km/h以下で安全運転を!
ゾーン30は、住居地域全体を安全・安心に生活できる場とするために設定された規制区域です。
最高速度は30km/hに規制されています。ゾーン30はスクールゾーンと近接することがありますし、歩行者や
自転車が多いので、できれば運行経路から外すべきです。どうしても通行しなければならない場合は、
30km/h以下で慎重な運転が求められます。
情報を踏まえた安全運行ポイント
気象情報を確認することを習慣にする!
気象は、時間と場所によって変化していきます。気象が悪化すれば、いつもなら安全だと思われるルート上に
リスクが発生しにもスマートフォンの気象関係のアプリなどを活用し、新しい情報を得るようにしましょう。
大雨の際はアンダーパスなどを避ける!
大雨の情報がある場合は、冠水する可能性のあるアンダーパスなどを避けて運行する必要があります。
降雪情報がある場合は冬タイヤ装着・チェーンの準備
降雪などの情報がある場合には、冬タイヤの装着やチェーンの準備などをする必要があります。こうした準備を
怠ったまま運行を開始することは、事故を自ら引き寄せることになるので極めて危険です。

安全運行のために的確な点検・整備を!
10月は、トラックが暑い夏に受けたダメージを回復し、今後にやってくる寒い冬に備える時期です。安全運行
を支えるためにも、車両の点検・整備をしっかり行いましょう。
夜間はより慎重に運転しよう!
10月は日没が早くなる影響から、「薄暮」時間帯の事故が多いので注意が必要です。また、夜間の運転に
おいてもライトを有効に活用し、事故防止に努めましょう。
目の健康維持を心がけよう!
10月10日は「目の愛護デー」です。目の疲れやドライアイに対して日常的に予防するとともに
運行中も休憩時に目を休め、目薬でケアするようにしましょう。
安全運行のために的確な点検・整備を!
〇日常点検にしっかり取り組む
〇法定点検を適切に実施する
〇異常を感じたら車両管理者に報告する
〇整備を行った箇所については調子を確認する
〇車両火災事故を予防する
(電気系統のチェック、燃料漏れのチェックなど)
秋の全国交通安全運動期間など
★冬タイヤへの履き替えなど冬への準備を行う
★ホイールナット、ホイールボルトを点検する
健康管
目の健康維持を心がけよう!
〇定期的に眼科検診を受ける
〇しっかりと睡眠をとって目の疲れをとる
〇休憩時に目を休める(目を閉じる、ホットアイマスクなどで目を温め
〇目のストレッチを心掛ける
〇目薬でケアする(ドライアイ対策も心がける)
★個人でできる感染症予防を行う
★疲労回復、適度な運動などを心掛ける
危険予知トレーニン
夜間はより慎重に運転しよう!
〇ハイビームとロービームを使い分ける
〇十分な車間距離をとる
〇昼間よりも速度を抑える
〇左折・右折時には慎重に安全確認を行う
〇市街地などでは“かもしれない運転”を徹底する
★対向車のヘッドライトによるグレア現象に注意する
(光の中で動くものの気配を感じたら歩行者・自転車かもしれない)

安全衛生
腰痛予防にしっかり取り組もう!
腰痛予防の意識を持ち、作業・運転の改善を図ろう
職場における腰痛は、全産業における休業4日以上の労働災害となる業務上疾病のうち
6割以上を占め、最多となっています。また、業務上疾病の基準を満たさないながらも、腰痛
を患い、長期的に苦しみながら働いている人が多く存在することも知られています。
トラック運送業においては、荷物の積み降ろしや、運転による固定姿勢の継続など、腰に
負担のかかる作業が多くあり、トラック運送業を含む運輸交通業において発生する業務上
疾病のうち、約8割を腰痛が占めていると言われています。
このように、トラック運送業において課題となっている腰痛の予防を推進するためには、
会社が中心となって業務改善や職場環境改善を行うことに加えて、トラックドライバー一人
一人が日常的な業務の中で腰痛予防の意識を持ち、腰への負担が少ない作業や運転を
実践していくことが重要です。
腰痛対策のポイント
《積み降ろしなどの作業》
〇人力のみによって取り扱う荷物の重量は、成人男性の場合、最も重くても体重の 40%以下、
成人女性は24%以下を目安とする。
〇それ以上になる荷物は2人以上で作業を行う。
重い荷物を取り扱う際には、できるだけ荷物を体に近づけ、重心を低くするような姿勢をとる。
〇床面などから荷物を持ち上げる場合は、片足を少し前に出し、膝を曲げ、腰を十分におろし
て荷物をかかえ、膝を伸ばすことによって立ち上がるようにする。
〇重い荷物を移動する場合には、移動する距離を少なくする。
荷物を持ち上げるときには、呼吸を整え、腹圧を加えて行う。
〇作業に当たっては、作業しやすい衣服、滑りにくい靴を着用する。
腰部保護ベルトなどの補装具を用いることも効果があるが、その場合は使用方法について
医師から指導を受ける。
《長時間の運転》
〇背もたれに背中をフィットさせる。座席は倒し過ぎず、また後に引き過ぎないようにする。
〇腕と足は伸ばし過ぎないようにする。
〇クッションなどを活用して、振動の減衰を図る。
〇連続運転時間は4時間以内とし、適切に休憩をとる
(原則:運転開始後4時間以内または4時間経過直後に30分以上の休憩)。
〇休憩時間にはストレッチングや体操で身体をほぐす。
健康診断:11月22日











