
2025年12月度 安全運転教育指導会議
東京都大田区東海4-9-12 IEC構内にて開催

■『貨物自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う指導及び監督の指針
平成13年8月20日国土交通省告示第1366号 年間を通して行う安全運転教育12項目を実施!
IX、運転者の運転適性に応じた安全運転
運転適性の評価を活かし、 安全運転の向上に努めよう!
(1) トラック運送会社は、対象者に運転者適性診断を受診させなければならない。
(2) 一般診断も3年に1回の受診が推奨されている。
(3) ドライバーは自分の運転適性を知り、弱点は改善するようにすべきである。
(4) 診断票のアドバイスを受け止め、活用することも大切である。
運転者適性診断の必要性について
★初任診断、適齢診断、特定診断の受診は義務付けられている。
★一般診断の定期的受診も奨励されている。
運転者適性診断を安全運転と事故防止に役立てる
運転者適性診断は、安全運転と事故防止に役立てるために、導入された制度です。
国土交通省の省令である「貨物自動車運送事業輸送安全規則」によって、 トラック運送会社は、初任の
ドライバー、65歳以上のドライバー、事故を起こしたドライバーに対し、下記の図表に示した要領で、国土
交通大臣が認定する運転者適性診断を受診させることが義務付けられています。
また、トラック運送会社が自社のドライバーに一般診断を定期的に受診してもらうようにすることが奨励されて
います。

診断結果の活用について
★運転者適性診断はドライバーの運転適性の傾向を知るためのもの。
★自分自身では気付きづらい、“運転のくせ”を知ることができる。
“良いくせ”は継続し、“悪いくせ”は改善する
運転者適性診断は、ドライバーの性格診断、安全運転態度の診断、認知・処理機能などの診断を行い、
具体的な指標ごとに評価するものです。あくまでも、診断結果によって受診したドライバーが自分の運転適性
の傾向を知り、 安全運転に役立てることを狙いとしており、「運転がうまいか・へたか」や 「プロドライバーに向い
ているか・向いていないか」といった判定をするものではありません。
運転者適性診断の結果から、自分自身では気付きづらい、“運転のくせ”を知ることができます。その中で
“良いくせ”は継続し、“悪いくせ”については改善する努力をすべきです。“悪いくせ”を改善することは簡単では
ありませんが、常にそれを意識して運転を行うことで徐々に改善することができるはずです。
運転者適性診断の3つの視点
★運転者適性診断は「性格」「安全運転態度」「認知・処理機能」について診断を行う。
3つの視点の評価を知り、アドバイスを受け止めよう!
ここでは、(独)自動車事故対策機構が実施している運転者適性診断の3つの視点について説明します。
視点①:「性格」
性格は”運転のくせ”に与える影響が大きく、しかも自分で気付きづらいものです。そうしたことから、運転に
影響する性格面の傾向を測定して評価します。
視点②:「安全運転態度」
安全運転態度として、運転に対する態度、交通道徳や交通法規等に対する考え方などを測定して評価し
ます。
視点③:「認知・処理機能」
ドライバーは、運転中、状況の認知・判断・操作という一連の作業を繰り返し行っています。そのため、
「状況判断が適切か」「複雑な状況において正確な動作ができるか」といったことを測定して評価します。
3つの視点で測定・評価された結果は、説明やアドバイスとともに診断票に記載されます。自分自身の運転
適性の傾向を知り、アドバイスはしっかり受け止めましょう。

リスクのある“運転のくせ”の例
★リスクのある『運転のくせ”が事故につながることがある。
★リスクのある“運転のくせ”は意識的に改善すべき。
リスクのある“運転のくせ”が、事故発生につながってしまうことがあります。ここでは、リスク
のある“運転のくぜとそれによる事故の傾向を挙げます。運転者適性診断によって、リスクのある
“運転のくせ”が浮かび上がった場合は、意識的に改善するよう勢めましょう!
自己中心的……無理を通して事故!
自己中心的な運転は、周囲からすると身勝手な運転・無理を通す運転ということができます。結果として、
安全な車間・速度などが保たれず、事故原因になります。自己中心的な運転によるヒヤリハット事例を再確認
しましょう。
他のことを考えて・・・ボーっとして事故!
運転と関係ないことを考えて注意散漫になったり、ボーっとうつろになったりすれば、状況の変化や他車の動き
に対応できずに事故を生じます。コメンタリー運転(安全呼称)の実践など、運転への集中を意識的に行いま
しょう。
状況判断が遅い・・・対応が後手になって事故!
運転中に、周囲の状況などを読み取ることがおろそかであったり、読み取っても判断が遅いと、対応が後手
になって事故を生じさせてしまうことがあります。「よく見る」とともに 「先読み」を常に心掛けましょう。
「大丈夫だろう」・・・勝手な判断で事故!
安全運転態度が充分でなかったり、 危険感受性に欠けたりすると、危険な状況でも「大丈夫だろう」と考えて
行動し、事故になります。ヒヤリハット事例に学び、「“だろう運転”は禁物」 と自分自身に言い聞かせましょう。
いろいろ気になる・・・不注意で事故!
神経質で、ちょっとしたことが気になって運転に集中できず、不注意な状態(=ほぼながら運転”)では、事故が
起きる可能性が大きくなります。“ながら運転”の危険性を確認してその怖さを知り、運転に集中しましょう。

baibaikin










