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2026.02.14

2026年2月度 安全運転教育指導会議

2026年2月度 安全運転教育指導会議

東京都大田区東海4-9-12 IEC構内にて開催

健康管理の重要性
良い生活習慣によって健康維持に努めよう!
(1) トラックドライバーの健康起因事故は全体的に増加傾向。
(2)心臓疾患、脳疾患、大動脈瘤および解離はとくに注意すべき。
(3)健康起因事故発生のメカニズムを知り、予防を心がける。
(4) 生活習慣の改善など、できることをしっかり行う。
(5) 健康診断を受診し、自らも健康管理を怠らない。
(6)その他、会社が行う健康の検査も積極的に受診する。
(7) 心身に異変が感じられた場合は運行管理者などに相談する。

トラックドライバーの健康起因事故は10年間にわたって増加傾向。
★健康起因事故の死因(心臓疾患55%、脳疾患11%、大動脈瘤および解離14%)
健康起因事故の増加傾向は続いている
トラックドライバーの健康に起因する事故(健康起因事故)は、ここ10 年間にわたって全体的に増加傾向
を示しています。内訳では、衝突・接触を伴う人身事故等が2021・2022年連続して16件あったのが、
2023年10件。 2024年9件と多少抑えられましたが、物損事故等は依然増加しています。
健康起因事故で死亡したドライバー(トラック・バス・タクシー合算) の疾病別内訳のグラフでは、
心臟疾患が55%を占め、脳疾患と大動脈瘤および解離を加えると80%になります。

健康起因事故につながる疾病
ハイリスクな疾病
糖尿病:糖尿病を患い合併症が進むと、視力障害を起こしたり、 神経障害によって運転が難しくなる
場合があります。また、薬(インスリンなど)の使用法を誤ると低血糖状態になり、意識がもうろうとする
など事故の原因になるので注意が必要です。
高血圧症:血圧が正常範囲を超えて高い状態が長期間続き、放置しておくと動脈硬化になり、虚血性
心疾患や脳卒中の原因になります。
脂質異常症:血液中のコレステロールや中性脂肪が高くなりすぎた症状で、動脈硬化を招き、狭心症
や心筋梗塞、脳梗塞などの原因になります。

重症度が上がると危険な疾病
睡眠時無呼吸症候群(SAS):睡眠時に気道が閉ざされ、無呼吸や低呼吸(いびき)の症状を繰り返す
病気。生活習慣病と合併しやすい傾向があります。重症度が上がると、昼間に睡魔に襲われたり、
自覚なく意識がなくなり、事故原因になります。

症状が事故に直結する疾病
心臓疾患・血管疾患:心筋梗塞や心不全などの心臓病、大動脈瘤 (破裂すると危険)や大動脈解離な
どの血管疾患は極めて危険な疾病であり、早期の発見と治療が必要です。
脳疾患:脳の血管が詰まることで起きる脳梗塞、脳の血管が破れることで起きる脳出血やクモ膜下出血
などは、早期の発見と治療が必要です。

健康悪化のメカニズム
★健康悪化は突然ではなく段階的に進行する。
なるべく早く健康悪化のメカニズムを止めることが重要!
健康悪化は突然ではなく段階的に進行し、最終局面で健康起因事故が発生します。よって、事故に
なる前に、なるべく早い段階で健康悪化のメカニズムを止めることが重要です。
特に、下記の①の状態や②の兆候が出てきた初期に生活習慣を改め、 必要な治療を行なうなどして
健康の回復を図るべきです。

《健康悪化のメカニズムの流れ》
①悪い生活習慣や無理な勤務を続ける
不健康な食事/運動不足/飲酒や喫煙/休息の不足/ストレス
②健康状態が悪化しハイリスク状態となる
糖尿病/高血圧症/脂質異常症/免疫力低下/高ストレス状態
③危険な病気を患う
脳疾患/心臓疾患/血管疾患/睡眠障害/その他の疾患
④運転に影響を与える症状がでる
視覚障害/失神・意識障害/運動機能障害/激痛/意識低下・眠気
⑤事故が起きる
生活改善/環境改善/検査・治療健康診断など定期的な健康チェック

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