スタッフブログ

2011.07.23

『 左手一本のシュート 』

毎度、中山さんです。   今回は、 山梨県立日川高校 バスケ部 3年 田中正幸君 『奇跡のシュート』の話はTV、新聞で紹介され話題となったお話を紹介。     中学時代は県選抜チームの5人には入るスーパースター。 日川高校への入学が決まったものの、 入学前に脳動静脈奇形による脳出血を起こし、緊急手術。 一命は取り留めたものの、言葉と右半身の自由を失った。        つらいリハビリ生活、 苦痛と闘う日々を乗り越え、 車椅子生活から歩行できるまでに回復。   1年後の4月に復学できるようになった。 リハビリを続けながら部活をに参加。 『チームのため、自分のために出来る事をやろう』と、 大声でアドバイスをおくったり、左手だけでのシュート練習をした。     そんな田中君の現役最後の大会 インターハイ予選。 最後の試合だからユニホームを着てベンチに・・・   なんとか試合にだしてやりたいと思うのは、 監督もチームメイトも一緒。   インターハイ出場がかかった、大事な試合・・・、   仲間の頑張りから、        後半戦、いよいよ田中君の出番が来た。 残り時間後わずか・・・、 そして奇跡が起きた。 残り時間 3分32秒! 仲間から田中君にパス、左手一本でパスを受け、 見事シュートを決めた。     田中君の初得点。 彼の努力、夢をあきらめずに続けてきたから出来た奇跡。           床にうずくまってなき続ける田中君を、仲間達はタオルで顔を隠して見守ったそうです。 身近で田中君の努力と試合に出たいという思いをを知っていた仲間達だったからこそ、 涙の意味を理解出来たのだと思います。     彼は後輩達に、       『 夢を持ってほしい、 強く思っていれば絶対かなう。 』と、言っている。     卒業後の進路は、 『 福祉の道に進み、夢の前で挫折しそうな人の支えになる仕事に就きたい。 』         言えないよ~、               baibaikin