スタッフブログ

2011.08.30

都市伝説

寝る時間が長いほうが痩せるって本当? 寝だめは可能?

猛暑や節電の影響で、例年以上に寝苦しい夜が続く今年。睡眠は美肌には欠かせないだけに、心地よく眠ることが美しさへの近道。逆に睡眠不足が続くと、日に日にお肌はボロボロに。さらに気力まで失われていく。
「きちんとカラダが休めていないと、心が病んでいくため、軽症うつ病の人の85%が不眠症といわれています。また免疫力を低下させるので、病気をしやすくなります」(整形外科・山田朱織先生) 睡眠時間が長ければ良いというものでもないだけに、正しい知識を得ることが大事だという。そこで快眠にまつわるウソ・ホントについて、専門家に伺った。 ひとつ目は、「6時間寝ないとダメ?」という説についてだが、山田先生は「△」と回答。「4時間半で十分な人もいれば、8時間以上寝なければダメな人も。個人によって理想の睡眠時間はかなり差があります。大切なのは時間よりも睡眠の質。深くぐっすり眠れて、朝ぱっと起きられることが重要です」(山田先生) また、「寝る時間が長いほうが痩せる」という説もあるが、これについて呼吸器内科・村田朗先生も「△」と説明する。「寝る時間が長いほど食事や水分を摂らないので、その分だけ体重が減少するのは当然のこと。ただし、それは一時的なことで起きて食事や水分を摂れば元通りに。痩せたとはいえません」  また、誰もが考えるであろう「睡眠時間は寝だめで補える?」だが、村田先生は「×」と回答。「寝だめは基本的にできません。週末だからといって昼までダラダラと寝てしまうことで、むしろ生活リズムが狂い、夜寝られなくなってしまうことも。悪循環に陥るだけなので朝はきちんと起きる習慣を。」

O型、デブ、飲酒者…蚊に狙われやすいのは?

★真夏の[都市伝説]を科学する
 先ほどあげた「血液型O型は、蚊に刺されやすい」という説については、ホントという研究結果もある。しかし、ほかに刺されやすい要因はあるのか? 害虫駆除でおなじみフマキラーに聞いた。  「確かに、O型が刺されやすいという研究結果もありますが、大きな違いはないようですね。むしろ汗の匂いや体温、吐く息などに寄ってきますので、デブ、汗っかき、酒飲みのほうが刺されやすいかもしれません」  ちなみに、「黒い服を着るとハチに襲われやすい」は「ハチは白より黒を認識するので、ホント」、「ゴキブリは1匹いたら100匹いる」は「100匹かどうかはともかく、基本的にゴキブリは巣を作ってすぐ繁殖するのでホント」。対策としては、古タイヤ等の水溜まりでボウフラがわくので、蚊を発生させないよう、家の近所に水溜まりなどを作らないようにすること。