毎度、中山さんです。
健康診断の結果て、わかりずらいよね。
会社で受けて、結果が書いてあっても・・・・
意味不明なんて事が多いと思う。
自分の体は自分で管理して下さい。
若いつもりでも確実に身体は老化していますよ。
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BMI/標準体重計算
BMI(体格指数:Body Math Index)は下記の式で計算される値で、肥満の程度を知るための指数です。
BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))
BMI値の判定基準は一般的には、18.5未満で「やせ」、18.5以上25未満で「標準」、 25以上30未満で「肥満」、30以上で「高度肥満」と判定されます。
しかし、最近の研究で、中高年では必ずしもこれが当てはまらず、「やや太めの方が長生き」ということがわかりました。そこで、これを考慮した評価を行っています。
標準体重は、BMIの標準値から下記の式で計算されます。
標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×BMI標準値
BMI標準値は一般的には、22とされていますが、上記のように若干の補正を行っています。
毎日体重を測り入力すると、BMIグラフを自動的に作成するエクセル表を作りました。
私はこれを使って体重を維持管理できるようになりました。
ここからダウンロードしてお使いください。
健康診断個人票の結果
身長と体重を計測し、肥満度を表す国際指標である体格指数(BMI)、標準体重、肥満区分を算出します。
分類 |
項目 |
略号 |
基準値 |
単位 |
身体測定 |
身長 |
H |
男性平均 170.6 |
cm |
女性平均 158.0 |
体重 |
W |
男性平均 59.5 |
kg |
女性平均 53.5 |
体格指数
(BMI) |
BMI |
18.5~24.9 |
– |
標準体重 |
SW |
男性平均 64.0 |
kg |
女性平均 54.9 |
肥満区分 |
FC |
普通 |
– |
裸眼視力から両眼視力や色神といった視覚の異常を調べます。眼底検査は別分類であり、目の病気についても検査しません。
分類 |
項目 |
略号 |
基準値 |
単位 |
視力 |
両眼視力 |
E |
0.8~ |
– |
色神 |
CVI |
所見なし |
– |
1000Hzの低音と4000Hzの高音を耳にあてて、周波数に幅があっても聴力に異常がないかを調べます。
分類 |
項目 |
略号 |
基準値 |
単位 |
聴力 |
聴力1000Hz |
H10 |
~30 |
db |
聴力4000Hz |
H40 |
~40 |
db |
判定 |
– |
A~H(8種類) |
– |
高血圧や低血圧を調べて、心臓病や脳出血などの予兆を判断します。血圧の最高値を収縮期血圧、最低値を拡張期血圧とも呼びます。
分類 |
項目 |
略号 |
基準値 |
単位 |
血圧 |
血圧最高値 |
HBP |
100~139 |
mmHg |
血圧最低値 |
LBP |
60~89 |
mmHg |
判定 |
– |
A~H(8種類) |
– |
ヘマトクリット、ヘモグロビン、赤血球数、白血球数、血小板数、血清鉄などを検査します。全て血液に対する割合を示します。
分類 |
項目 |
略号 |
基準値 |
単位 |
血球検査 |
ヘマトクリット |
Ht |
男性 38.0~50.0 |
% |
女性 34.0~45.0 |
ヘモグロビン |
Hb |
男性 13.0~17.0 |
mg/dL |
女性 11.2~15.2 |
赤血球数 |
RBC |
男性 420~570 |
万/μL |
女性 380~500 |
白血球数 |
WBC |
3,900~10,000 |
μL |
血小板数 |
PLT |
13.0~36.0 |
万/μL |
血清鉄 |
Fe |
男性 70~170 |
μg/dL |
女性 60~130 |
平均赤血球容
積 |
MCV |
男性 83~101 |
fL |
女性 80~101 |
平均赤血球ヘ
モグロビン量 |
MCH |
男性 28.2~34.7 |
pg |
女性 26.4~34.3 |
平均赤血球ヘ
モグロビン濃度 |
MCHC |
男性 31.8~36.4 |
% |
女性 31.3~36.1 |
判定 |
– |
A~H(8種類) |
– |
総蛋白、アルブミン、グロブリンなどから肝臓の病気を調べます。アルブミンの増加で感染症、グロブリンの減少で栄養障害がわかります。
分類 |
項目 |
略号 |
基準値 |
単位 |
血清蛋白 |
総蛋白 |
TP |
6.5~8.2 |
g/dL |
アルブミン |
ALP |
3.8~5.2 |
g/dL |
アルブミン/
グロブリン比 |
A/G |
1~2 |
– |
GOT、GPT、γ-GTPなどから肝臓の病気を調べます。肝臓は代謝、排出、解毒といった大切な機能が多い臓器です。
分類 |
項目 |
略号 |
基準値 |
単位 |
肝機能 |
GOT(AST) |
GOT |
10~40 |
U/L |
GPT(ALT) |
GPT |
5~45 |
U/L |
γ-GTP |
γ-GTP |
16~73 |
U/L |
アルカリホスフ
ァターゼ |
ALP |
104~338 |
U/L |
チモール混濁
テスト |
TTT |
~4 |
U |
硫酸亜鉛混濁
テスト |
ZTT |
2.3~12.0 |
U |
乳酸脱水素酵
素 |
LDH |
~229 |
U/L |
コリンエステラ
ーゼ |
ChE |
3,500~8,000 |
U/L |
総ビリルビン |
T-BiL |
0.4~1.2 |
U/L |
判定 |
– |
A~H(8種類) |
– |
総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪などを調べます。動脈硬化、心臓病、脳卒中の発症率に関係します。
分類 |
項目 |
略号 |
基準値 |
単位 |
脂質代謝 |
総コレステロ
ール |
TCHO |
140~219 |
mg/dL |
HDLコレステ
ロール |
HDL |
男性 40~86 |
mg/dL |
女性 40~99 |
LDLコレステ
ロール |
LDL |
60~139 |
mg/dL |
中性脂肪 |
TG |
30~199 |
mg/dL |
判定 |
– |
A~H(8種類) |
– |
尿糖、ケトン体、血糖、グリコヘモグロビンを検査して、血中のブドウ糖濃度が病的に高まってしまう糖尿病を早期に発見します。
分類 |
項目 |
略号 |
基準値 |
単位 |
糖尿病 |
尿糖 |
US |
(-) |
– |
ケトン体 |
K |
(-) |
– |
血糖 |
BS |
60~109 |
mg/dL |
グリコヘモグロ
ビン |
HbA1c |
4.3~5.8 |
% |
判定 |
– |
A~H(8種類) |
– |
尿蛋白、尿ウロビリノーゲン、尿潜血、血中尿素窒素、クレアチニンで病気の有無を調べます。腎機能が低下すると値が上昇します。
分類 |
項目 |
略号 |
基準値 |
単位 |
腎機能 |
尿蛋白 |
UP |
(-) |
– |
尿ウロビリノー
ゲン |
UU |
(±) |
– |
尿潜血 |
UOB |
(-) |
– |
血中尿素窒素 |
BUN |
6.0~23.0 |
mg/dL |
クレアチニン |
Cr |
男性 0.5~1.1 |
mg/dL |
女性 0.4~0.8 |
判定 |
– |
A~H(8種類) |
– |
尿酸値より関節内に貯まって炎症を起こす痛風を調べます。痛風以外には動脈硬化や腎炎、尿毒症などと診断されます。
分類 |
項目 |
略号 |
基準値 |
単位 |
痛風 |
尿酸 |
UA |
~7.0 |
mg/dL |
判定 |
– |
A~H(8種類) |
– |
消化酵素を含む膵液にあるアミラーゼの濃度より、膵臓の障害を調べます。膵臓に異常があると、食べ物はうまく吸収できません。
分類 |
項目 |
略号 |
基準値 |
単位 |
膵機能 |
アミラーゼ |
AMY |
30~119 |
U/L |
判定 |
– |
A~H(8種類) |
– |
2日間で排泄された便中に血が混ざっているか調べ、大腸の病気を発見します。寄生虫や細菌の有無を診断できます。
分類 |
項目 |
略号 |
基準値 |
単位 |
便潜血反応検
査 |
検便1日目 |
ST1 |
(-) |
– |
検便2日目 |
ST2 |
(-) |
– |
判定 |
– |
A~H(8種類) |
– |
血清中のC反応性蛋白、リウマチ因子、B型、C型肝炎ウイルス、抗ストレプトリジンから微生物の潜入を探知します。
分類 |
項目 |
略号 |
基準値 |
単位 |
炎症性疾患 |
C反応性蛋白 |
CRP |
~0.45 |
mg/dL |
リウマチ因子 |
RA |
(-) |
– |
B型肝炎ウイ
ルス抗原 |
HBsAg |
(-) |
– |
B型肝炎ウイ
ルス抗体 |
HBsAb |
(-) |
– |
C型肝炎ウイ
ルス抗体 |
HCV |
(-) |
– |
抗ストレプト
リジンO |
ASO |
~244 |
IU/mL |
判定 |
– |
A~H(8種類) |
– |
角膜に空気を噴射して、眼内液の反応から眼球の圧力を調べます。緑内障、高眼圧症、網膜剥離などがわかります。
分類 |
項目 |
略号 |
基準値 |
単位 |
眼圧 |
両眼眼圧 |
OT |
10~21 |
mmHg |
判定 |
– |
A~H(8種類) |
– |
眼底検査機で網膜の血管を調べ、腎臓病や動脈硬化などを発見します。眼底は唯一、肉眼で血管が見られる箇所です。
分類 |
項目 |
略号 |
基準値 |
単位 |
眼底検査 |
キースワグナー
度 |
KW |
0 |
度 |
動脈硬化性変
化 |
SH |
0 |
度 |
高血圧性変化 |
SS |
0 |
度 |
糖尿病性変化 |
SCott |
0 |
度 |
判定 |
– |
A~H(8種類) |
– |
血中の糖鎖抗原19-9、αフェトプロテイン、癌胎児性抗原は悪性腫瘍の存在を調べます。腫瘍マーカーは悪性腫瘍から産生される物質です。
分類 |
項目 |
略号 |
基準値 |
単位 |
腫瘍マーカー |
糖鎖抗原19-9 |
CA19 |
~37.0 |
U/mL |
αフェトプロテ
イン |
AFP |
~10.0 |
ng/mL |
癌胎児性抗原 |
CEA |
~5.0 |
ng/mL |
判定 |
– |
A~H(8種類) |
– |
血中のペプシノゲン1と2の産出量から胃の状態を判別し、胃癌を発見します。ペプシノゲンが減ると、胃の病気が発生しやすいです。
分類 |
項目 |
略号 |
基準値 |
単位 |
ペプシノゲン |
ペプシノゲン1 |
PG1 |
70.1~ |
ng/mL |
ペプシノゲン2 |
PG2 |
ペプシノゲン1との比率 |
ng/mL |
ペプシノゲン比
率 |
PGR |
3.1~ |
– |
判定 |
– |
A~H(8種類) |
– |
口腔内の粘液から肺癌などの悪性腫瘍、肺結核や気管支炎にかかる細菌の有無を調べます。
分類 |
項目 |
略号 |
基準値 |
単位 |
喀痰検査 |
喀痰検査結果 |
ES |
(-) |
– |
判定 |
– |
A~H(8種類) |
– |
胸部、もしくは胃部に検査X線を照射し、臓器の位置を確認、専門医の目視で病気の有無を発見します。
分類 |
項目 |
略号 |
基準値 |
単位 |
レントゲン検査 |
胸部レントゲン |
XB |
正常 |
– |
胃部レントゲン |
XS |
正常 |
– |
臓器の内部に超音波を反射させ、炎症や腫瘍などの病変を捉えます。肝硬変、脂肪肝、肝臓癌、胆石、乳癌などの発見に有効です。
分類 |
項目 |
略号 |
基準値 |
単位 |
エコー検査 |
腹部エコー |
ECS |
正常 |
– |
乳房エコー |
ECB |
正常 |
– |
心臓の電気的な活動をグラフに記録し、狭心症、心筋梗塞、不整脈、心臓肥大、心膜炎、冠動脈不全、高血圧症などの異常を検知します。
分類 |
項目 |
略号 |
基準値 |
単位 |
心電図 |
心電図 |
ECG |
正常 |
– |
基準値よりも過去の自分と比べる
「健康診断結果で尿酸がC判定だったが、どんな病気と関係する?」
「病院から貰う検査結果は、詳しい見方がよくわからない」
「体調が優れないけど、病院の診察料は高くて抵抗がある」
「人間ドックを受けてみたいが、近くで受診できるところを探したい」
「メタボ健診は40歳以上は必ず受けなくてはいけないの?」
こういった疑問はある方でも学校や職場、近くの病院に行けば、情報を得ることができますが、あまり詳しくは記載されていないものです。
また、C判定やD判定だからといって、実際に治そうと病院に通う人は意外と少なく、気付いたら悪化していることもよくあります。
判定結果がどのような病気につながるか、健康診断結果のレポートがあまりに簡単すぎることも原因の1つです。
健康診断は治療ではなく予防に重点を置いていますので、事前にどの項目が危険水域に達しやすいかを認識し、疾患の早期発見のためにも毎年受診しましょう。
病気になる前に未病で解決
日常的に「時々、頭痛が起こる」「朝に歯磨きをすると吐き気がする」「肩こりがひどくて痛みを感じる」ような人は、まずは病院で専門医に診てもらうことが先決です。
ただし、全て医者任せというわけにはいきません。自分自身もある程度の基礎知識を持って治療することが完治への近道です。
運営責任者である私は、子どもの頃は貧弱でよく風邪をひいていましたし、アレルギー体質で皮膚に発疹ができやすく、気付くと腕にブツブツが発生し、かゆくなりました。それでも今では症状はなくなり、健康そのものです。
医学が発達した現在は投薬だけに頼らず、「食事に気をつける」「住環境を変える」「漢方薬を使う」といったように、改善方法がたくさんありますので、病気の種類や体質によって、適切な治療を選びたいです。
加えて、自己の生活習慣の改善で全ての病気の80%は治ると言われています。事前に防止したり、症状を軽減できる考え、自身の体を意識的にケアしてあげるよう心掛けましょう。
そのための第一歩は健康診断からです。一般健診、定期健診、人間ドック、脳ドック、アレルギー健診、癌検診など多種に渡りますが、まずは自分が気になるところからで構いません。
結果を家族とも共有するためにも、病気の疑いがある場合は積極的に知識を付けていきましょう。当サイト「健康診断結果の見方」が健康診断に関して疑問をお持ちの方の解決材料になれることを願っております。
baibaikin